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70年代前半・ニクソンショックと変動相場制

ところが60年代になると戦敗国も徐々に復興をはじめ、相対的にアメリカ経済にかげりが見え始めました。
1971年には輸入拡大によりアメリカの貿易収支はついに赤字化。国内産業がふるわなくなります。
これを受けて金融当局は公定歩合を引き下げ景気拡大を狙ったものの、結果として欧州通貨との金利差が拡大してドル売りの動きを誘発してしまいました。
ドルを売った投資家によって同年5月にはドイツ・マルクが集中的な買いを受け、西ドイツは早々と変動相場制に移行する事態にもなりました。
このような国際通貨不安を受けて、ときの大統領ニクソンは1971年8月、ドルと金の公定価格による交換を禁止する措置に出ました。もはやアメリカに、通貨の固定レートと金の公定価格を維持する力がなくなったのです。
これを機に世界各国が変動相場制へと移行。固定相場体制は事実上崩壊することになりました。
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