トップ > FX取引とは > FXを始める前の、経済基礎知識 > 投資家が外貨を売り買いする理由

投資家が外貨を売り買いする理由

世の中には企業から個人まで、さまざまな投資家がいます。彼らは先物や株などの金融商品に投資をしますが、さらに外貨にも投資をします。
これはなぜでしょうか。外貨への投資には、どういったメリットがあるのでしょうか。
人によって様々だとは思いますが、FXに限らず外貨を扱う投資家の目的は主に3つあります。
・金利
・キャリートレード
・資産保護
これらを目的に外貨を扱う投資家が多いようです。

①金利
外貨を使った取引では換金・売買を行うので、二つの通貨を取り扱うことになります。日本円と米ドルなどですね。
このとき、二つの通貨には各国の政府によってそれぞれ異なる金利が設定されています。日本ならば日本銀行が政策金利を発表して、日本円の金利を決めています。
投資家が銀行の口座に預けている通貨にも、もちろんこの金利が加算されていきます。
だとすれば、少しでも金利が高い通貨を持っていたほうが得られる金利も高くなります。だから投資家は、金利の高い通貨を買って保持する(=投資する)ことで、より多くの金利収入を得ようとするのです。

②キャリートレード
キャリートレードとは、金利差を利用した資産運用のスタイルの一つです。低金利で借り入れた通貨を高金利通貨に換金した上で運用して利ザヤを得る取引のことを言います。
株銘柄など特定の金融商品に大規模な投資をしたいとします。投資金の元手としてお金を借りることもあると思いますが、高金利の通貨で借り入れてしまうと返す際に多額の金利を払わなければいけません。
ですからいったん低金利の通貨を借り入れて、高金利の通貨に換金するという一手間を経た後に投資をするのです。
これによって、別の金融商品に投資をして運用しながら高い金利を稼ぐことができるうえ、借り入れた分を返却するときは低い金利さえ支払えばよくなるのです。
金利差を応用したトレードですが、機関投資家やヘッジファンドなど大規模な運用を旨とする企業が用いるスタイルです。

③資産保護
外貨への投資には、資産を外貨に「逃がす」ことで資産を保護する目的もあります。
私たちが銀行に預けている資産の額は、一見あまり変化しないように見えます。ですが、実はその「価値」は変動しているのです。為替レートが変動すれば、日本円の価値は高くなったり低くなったりします。これが円高・円安です。
たとえば急激な円安が起こると、日本円で持っている資産の価値は大幅に低くなります。
株でいえば、手持ちの銘柄の株価が下がれば損をするのと同じ原理です。
海外での活動が多い投資家にとっては、これは致命的です。
なので価値が安くなりそうな通貨を持っている投資家は、逆に価値が高くなりそうな通貨に換金して、資産価値が目減りするのを防ごうとします。
外貨投資は、通貨価格の下落から資産を守るためのテクニックなのです。

投資家の方々は、主に以上3つの目的で外貨にお金をかけて売り買いします。
FX